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リール難民 [ロッド・リール]

つまり、結局、リールは何が良いのか?
あくまでも自分向きのリールは何か?
ということです。


全てのリールをじっくりと試すことは
現実的にはできないのですが、
予算的な問題、見た目の好みの問題もある中で、
選択肢はある程度限られてくると思います。




私が求める性能は

●ギア比はノーマルで
●200gは切って欲しい(そこそこ軽いと嬉しい)
●実売価格で3万オーバーは嫌だな〜
●軽いルアー(6g前後)もストレスなくキャストしたい。
●ギアはジュラルミンでも通常ピッチでも全然OK
●レベルワインダーはメガホン型がいいな〜
●14〜20lbラインをそこそこ巻きたい
●重大な欠陥がない




こう見るとそんなに贅沢は言ってない。






今の主力の04スコーピオンMg1001は
メガホン型のレベルワインダーが無いだけでクリアしています。
いい加減古くなっているのが気にはなってますが…。





現行リール(シマノ)でこれをクリアしているのは
メタニウムMGLとか16アルデバランとかかな?
レベルワインダーを無視したら
新型スコーピオンBFSとかクロナークMGLも
入ってくると思います。







でも結局コレか?
となったのがお馴染みのこのリール。













IMG_4290.JPG





09アルデバランMg。
Mg7は持ってたので、ノーマルの感じは把握できていて、
軽量ルアーを使用した時のレスポンスはイマイチだなというのは
わかっていました。

なので、スプール交換は必須で、
現状は夢屋のスプールが入ってます。



IMG_4297.jpg



Availのスプールが好きなんですけど、
溝が浅過ぎてハードルアーのキャスティング向きではないなと。
ということで夢屋になってます。




ギア比はもちろんこっち。



IMG_4296.jpg



そして、レベルワインダーもクリア。



IMG_4298.JPG




重量は155gと文句無し。
欠陥も特にないし、何と言っても中古のタマ数が豊富で安い!
カタチも好きなカタチだし、
これを2台くらい入れてしばらく使ってみようかなと。


今更それ?
と思われるかもしれませんが、
良いモノは良いということで(^^)




2本目 [ロッド・リール]

2本目のTD-S 601MRB-S。
6ftのTD-Sグラスロッドをまたもや購入してしまいました。


IMG_4280.JPG


この手の中古ロッドとしては
3,000円と少し高かったんですけど、
1本目よりコンディションが良いです(^^)


まあでも安いので気軽に買っちゃうわけですが、
実用性の高さを知ってしまったので、
予備というよりは2本ボートに積んどくのもありかと。
ボートで釣りをする人でクランク大好きな人でも
グラスロッドを4~5本積む人は多分少ないと思いますが、
私はそういうアングラーなのです(^^)

ただ、このTD-Sはやっぱりガイドがでかいので、
オリジナル状態では振り抜け時のシャープさはいまひとつ。
このロッドは私的には小口径ガイドに交換することで
生きるロッドだと思います。
2本を振り比べできる環境で試すと
その差はやっぱり歴然でした。



IMG_4282.JPG
左小口径ガイド 右オリジナル



安いとは言え、2本目を買うくらいだから
私的大絶賛ロッドと思われるかもしれませんが、
欠点もあって、ショートグラスロッドということで、
ロングキャストは苦手です。
特に風が吹くと風上へは全く飛びません…。

グラスはかな~り低弾性な素材なので、
曲がってから戻って来る復元力が弱く、
それはルアーの飛びにかなり影響します。
カーボンロッドに比べて勢いがないので失速しやすいのです。

短くてめっちゃ低弾性という特性が
2重の弱点を突かれる時が風上へのキャストというわけです。
その点、グラスコンポジットや低弾性カーボンは
それなりに飛んで行くのは同時に使ってて実感します。

復元力は、ガイドを上にしてカーペットにティップ側を
押し付けると分かり易いです。
押し付けるときに簡単に曲がる竿は
ロングキャストがしにくい竿(トルク感が希薄)と言えます。

グラス系はティップが硬いロッドはほぼ無いのでクニャと曲がります。
ベリーからバットの力も関係するので、
例えばカーボン補強されてたりすると、ルアーの初速も上がって、
いい感じに飛ぶし、バットが太かったり、厚巻きだったりすると
それだけ復元力が高くなるので、同様の効果があります。


でもこのTD-Sはやっぱり積んでおきたい(^^)
グラスにはグラスの良さがあって、
使ってても楽しいわけです。
ルアーのアクション、カバー回避時の挙動、
バスが食った時のルアーが口元にくっ付いていく感じ、
ファイト時の曲がっていく感じなどなど、
これぞクランク竿と実感します。

今のメインクランキングロッドはフェンのクランクシャフトで
これのサブロッドとしてTD-Sはぜひ積んでおきたい。
グラスコンポジットのクランクシャフトのいいところは、
軽いサークルキャストでも狭いところに
ちょうどいいい弾道でクランクを入れられるところで、
キャストがバンバン決まります。
グラスらしさはしっかり感じながら力まずにスムーズに流せる感じ。
カーボン補強が生きてると実感するところ。

TD-Sはそのショートレングスを生かした取り回しの良さで、
キャストがバンバン決まるのが気持ちいい。
狭いところでのバックハンドの自由度は
レングスが短いロッドが断然有利です。
オーバーハングがあるフィールドではショートロッドは欠かせません。

ということは、クランクシャフトの6ft、MLナンバーがあれば、
最高かもしれませんね。
まあ、そんなニッチな竿は作ってはくれないでしょうが(笑)




ショートロッドと道具との向き合い方 [ロッド・リール]

ガイドを小口径化(Kガイドではない)して、
グリップを削ったTD-Sの6ftグラスロッド。


IMG_4152.JPG


実際使ってみると、めっちゃ使い易いです。
ミディアムなので7~14gまで幅広く使えます。
10g前後が一番気持ち良くて、
写真のS58-MRがドンピシャだったので、
次の釣行ではS58のSRを付けてスタンバイさせておいたわけです。

グリップが短いので有効レングスで言えば、
6.2~6.3ftくらいの使い心地。
普通にワンフィンガーでキャストする人は
ダブルハンドでのキャスト時にグリップ長が足りないと思います。

私は左巻きリールを3フィンガーでパーミングしたままキャストするので、
右手が普通より上に行く分、左手を添えることが可能です。
そういう条件化ではシングルハンドでもダブルハンドでも
アキュラシーバッチリのキャストが可能です。


今となっては短い6ftロッドですが、
関東のマッディーステインフィールドでボートに乗って
バンク沿いを流しながらクランキングする用途だと、
本当に使い易いレングスです。再認識しました。

短いと軽くなるということもあり、
軽快でコントロール性も良いということで、
いつの間にかロングレングスに毒されていたんだな~
とすら思ったり…(^^;)

実際、年々とロング化してきたバスロッドに合わせて、
使うロッドは7ftが標準なんて人も居て、
「長くないと今風じゃない」風潮もありました。
我々もそんなロング化したロッドを使って、
素材やパーツの進化で軽くなった分、不便さを感じることもなく
それが普通になっています。

でも、そんな中で今時ではないショートレングスのロッドを使うと、
軽い衝撃とともに疑問が湧いてくるのです。
特に私のように関東でボートに乗ってバンクを釣るような人は。


 「今まで無理して竿に合わせて釣りしてたのかな?」


と思う人は意外に多いのかもしれません。


もちろん、琵琶湖やアメリカの広大な湖で釣りをする場合や、
オフショアのオープンウォーターでロングキャストをする場合は
ロングロッドの有効性は絶対だと思うので、
スタイルやフィールドによるというのは言わずもがな。

B.A.S.S.トーナメントでは10ftまでOKなんて話もあるのですが、
今の自分の釣りではいらないな~と。
この辺は冷静に考えて自分にとっての最適を選んで行きたいです。


そんなことを書いてたらスキー板も長くなったり短くなったりと
時代によって変わってたのを思い出しました。
イタリアのトンバが活躍してた頃は
スラロームでも2mは当たり前みたいな感じでしたが、
いつの間にかカービングスキー全盛になって、
次に買ったのは随分と短い板でした。
短いのにスピードを出しても安定感があるし、
曲がり易いしビックリしたものです。

それすら10年以上前の話と気づき今ビックリしました(笑)
時の流れは残酷なまでに早い…。


さて、このTD-S、有りものの中古小口径ガイドを
それっぽく付けただけのリファインでしたが、
もっとちゃんとリメイクしても良かったかな?と思ってます。

大森さんの影響でロングレングスを使っている人が多いかもしれませんが、
6ftモデルも凄く良いですよ。
重さを感じにくいレングスだからブランクの素直さが際立って、
もう1本あってもいいな~と思ったくらい。



大森さんと言えば、クラシックでTD-Sではないロッドを使ってました。
今後もずっとそうしてくのか、はたまた今回だけなのか…。
そもそもどんな感じのロッドになっているのか興味あります。

この興味が湧くのが何でかというと、
普通の契約プロとはひと味違った道具のセレクトを
しているからなのです。
実用主義感がハンパナイ人の使う道具ってどんなの?
と思うわけです。皆さんも同じかと。
普通の契約プロならば新商品が出たら宣伝もあるのでそれを使います。
TD-Sをずっと使い続けてた理由は人馬一体ならぬ人竿一体を
重要視してたからなのかな?かなりカスタムもされてましたし。

「竿」だけじゃなくてリールやライン、ルアーもそうなんだろうけど、
使い込んで完全に理解した道具は相棒ですからね。
仕事道具は流行や大人の事情でホイホイと変えられるか!
というところでしょうか。

自分は趣味の道具であるので
そこまでストイックになる必要はないと思ってますが、
人がどう言おうが、メーカーがどう宣伝しようが、
自分で選んで使って、自分で判断して、自分也の道具立てで
釣りを楽しみたいなとは思ってます。
その方が懐に優しいというのもあります(笑)



カルカッタコンクエストBFS インプレ [ロッド・リール]

検索に引っ掛かりそうなタイトルにしました(笑)
こういうの嫌なんですけど、
どうなのか知りたい人も多いと思いまして。
でもアフィッたりしませんので、ご安心を!
欲しい方は各自在庫のあるお店を探してくださいませ。


さて、ガンメタのBFSを勢いに任せて導入したわけですが、
このリール、メーカーには既に在庫が無く、
次回の生産時期は未定らしいです。需要次第とのこと。
う~ん、意外に人気なんですね…。さすがカルコン。
現在のお店の在庫が無くなったら、
しばらく入ってこないかもしれないし、
意外に早く供給されるかもしれません。

カルコンBFSはバスアングラーだけじゃなくて、
トラウトアングラーも買ってるので、
思いのほか需要があったんだと思います。

ちなみにこれがゴールドだったら
絶対買ってなかったと付け加えておきましょう。
半分趣味リールと思って買ったものです。
だって、ロープロの非MMギアリールでも
ギア比さえマッチしていれば
何の不自由無く巻き物の釣りができますからね。





14カルコンベースということで、
カタチが変わった新型をじっくりと触るのは初めてです。
(それまではFSで軽く触った程度)





IMG_4163.JPG





色々と凝ったメカニズムがいいですよね。



IMG_4164.JPG


あまり積極的に分解しなくないな〜(^^);




さて、まずは新型カルコンのボディ。


IMG_4162.jpg


パーミング時の親指の位置が、
いい感じで低くなってて、さらに一回り小さくなっているので、
いい感じでパーミングできます。
ロープロはまた違った心地よさ。



重量ですが、軽いリールに慣れてるとやっぱり「重っ!」となりますが、
慣れだと思いますので、これだけ使っている分には
すぐに違和感がなくなります。
でも持ち替えた時の違和感はあります。
そういう意味ではカルコンユーザーが使うべきリールなのかもしれません。



さてこのカルコンBFS、私的にはタイニークランク用です。
具体的にはmitoの専用機になると思いますが、
使い勝手が良かったらレギュラーサイズ用も
カルコンBFSにしたいと思って買いました。
クランクはギア比を含め、巻きの感覚を同じにしておきたいので、
同じリールが良いのです。
とにかくスコ1001mgと使用感が違い過ぎる(^^;)

現状1001mgはグリスをべったり塗っているわけでもなく、
しかもジュラルミンギアなので、
チープながらも感度が高く、結構軽い巻き心地です。
ハンドルを通してクランクのブルブルははっきりと伝わってきます。

カルコンBFSは重いブラス製のマイクモジュールギアなので、
最初はちょっと重い感じでしたが、多分グリスのせいと思われます。
使っているうちに軽くなりました。

新型カルカッタは巻きにしてもスプール回転にしても
全体的にウルトラスムーズなので、
持ち替えた時の巻き感に違和感があるのはしょうがないです。
そこは数世代前のエントリー機種では
太刀打ちできるわけがない。

肝心のBFS具合、すなわち軽量ルアーの投げ心地ですが、
スコ1001mg(アベイルスプール+ヘッジホッグAirBFSベアリング)と
どれくらい違うのかを書いて行きます。


予備知識として、その1001mgですが、
5~7gのフラットサイドクランクをテクニカルにキャストすることが可能で、
結構な風が吹く中、風上に向かってキャストするこもできるので、
正直このままでも実釣上は何の問題もありません。

ベアリングにはBOREDの「GOLYAT(ゴリアテ)」オイルを使用。
BFS用というわけではない、割と標準的なオイルで、
BOREDオイルは全体的に持ちが良いのが特徴。


そんな1001mgはピッチングや軽いキャストでもルアーが浮くことはなく、
フロロ10lbのラインで、ピンスポットヘのキャストから
通常のキャストまでやってます。
通常のキャストでは軽めのフラットサイドクランクなので、
弾丸のように飛んで行くことはなく、実用上問題ない程度の飛びです。
ボートからのバンク撃ちということで、そこまで飛距離が必要無く、
アキュラシーの方が重要という釣りにはこれで問題ないのです。

余談ですが、ラインを10lbフロロにしている理由は、
硬いフロロでもそこまでストレスにならない太さと
ある程度無理が利く太さということで、10lbを標準にしてます。
素材についてはカバーにもキャストするということで、
フロロの傷が付いても一気に切れない特性を保険として持っておきたいがゆえ。

ラインを太くするMBXなどのやや大きめのカバークランクを使う場合は
去年から20lbのナイロンを積極的に使うようになりました。
この太さなら最初から強さがあるということで、
キャストしやすいナイロンを選択してます。
以前は16lbフロロが標準。
どちらが良いか現在検証中です。


さて、本題。
2台とも同じmito(6~7g)を付けて、
似たような用途のロッドで釣りをしてきました。
最新のファクトリーチューンドカー vs チューンド旧車の対決みたい。
心情的には私、後者の方が好きです。


IMG_4159.JPG


IMG_4157.JPG


ロッドも途中入れ替えたりしてます。
さらにノーマルmito以外にも5g程度のプロトタイプも
投げてみて検証してみました。


スコ1001mgの使用感は先述の通りで、
それに対してカルコンBFSを使ってみた結果、
飛びに関しては5~10%くらい伸びる感じ。

キャスコンを定番のスプールが動かないくらいに調整後、
カップ側のダイヤルで調整するマグブレーキを色々と変えながらキャストしてみました。
全体にブレーキの効きは弱く、タイニークランクをキャスティングで使う場合は
半分より上しか必要無い感じです。70~90%くらいが使い易いです。
使用感はマグネット感が薄く、SVS機と混ぜても違和感は全く無いです。

そして、巻きの方。
これはマイクロモジュールギア搭載のカルコンということで、
ウルトラスムーズ&シルキーでこれが好きな方はたまらないでしょう。
正直、私はここまでスムーズである必要あるのかな?と思いました。
ブルブル感は1001mgの方がはっきりと伝わります。
問題なのはギア比で、5%程度とわずかですが
巻き取り量が多いのは、クランカーならばはっきりと
感じることができるはずです。

このギア比の差は中層を巻く場合はそんなに気になりません。
一番困るのがカバーへタッチした瞬間です。
カルコンBSFが少しだけルアーが進むのが速いので、
いつもと同じ感覚で巻くとスタックする確立が上がります。

これはmitoやLeaferなどの回避に特化してないフラットサイドクランクだと顕著で、
スローにボトムを感じながら丁寧にスタックしないように巻く場合は、
ネックになります。
慣れの問題なのですが、こういう釣りはやっぱりノーマルギアが使い易いです。
でも全く使えないというわけではなくて、
そうした繊細な感覚が必要な時に限り差が出るということです。
やっぱり、使い慣れた道具に勝てるモノはありません。

これを今シーズン使い込んだ時に、
どれくらい体に馴染むのかが見物です。



現段階の結論としては、
カルコンユーザーでBFSが欲しいという方で、
このギア比でも問題ないという方は文句無しだと思います。
普段から軽量リールを使っている方でしたら、
持ち替えた時の感覚がかなり違うのでストレスになる気がします。
例えば巻きは全部カルコンにするというならば良いかと。

5gのクランクでも結構な飛びで、
コンパクトな振りでのテクニカルなキャストも難しくありません。
渓流用のカルコンというのは伊達ではないなと。
流れがある中でアップストリームで釣りをする場合は、
このギア比で丁度良いのでしょう。
だから流れのある川でのバス釣りだったら
ノーマルギアよりも使い易いかもしれません。


チューンド1001mgと使い比べてみて、今更ながら思ったのは、
この用途ならアルデバランBFSやスコーピオンBFS(5月発売)
の方が良いのかな?とも思いました。
後で考えは変わるかもしれませんが。


このブレーキ(FTB)の感じは良いな~と思いました。


IMG_4165.JPG


ダイヤルを回すとこのマグネットが付いているユニットが
スプールの奥に移動して行きます。

効きは弱いながらも上を使えば良いのと、
ダイヤル調整はラクで良いです。
これに慣れるとSVSの調整は面倒です。
1001mgもノーマルブレーキ使用タイプのスプールなら
外部調整できるんですけどね。



ネックは重さからくる持ち替え時の違和感と
カバータッチ時の食い込みによるスタック率が高くなること。
スタックに関しては普段使っているリールによるので
個人差が激しいと思われます。
ノーマルギアが体に染み付いていて、巻く釣りを多用している方は
やっぱりちょっと速いな~と感じると思います。

慣れで解決はしそうな感じではありますが。
私も使い続ければ気にならなくなるような気もするし、
やっぱりダメだと思うかもしれません(^^;)


まだ一日しか使ってないので、
シーズン半ばでまた再度インプレしてみようと思います。


とうことでクランキングばっかりしているアングラーによる
カルコンBFSインプレでした!




カブトムシ竿 [ロッド・リール]

前回に引き続きバランスの話。
こちらがカブトムシ竿(メカブトン)。


IMG_4048.JPG


これは分かり易いです。
パワーがある1本釣り的イメージである
ピッチンフリップロッドになります。
まさにカブトムシ。
前回と同様にIMXブランクで番手は844だったと思います。
7ft、MHのワームロッド。

ロッドとしての性能は特に不満はないのですが、
「軽っ!!」という軽さはありません。でも重くもない。
その代わりパワーやトルク、強さに関しては、
本来の使い方にマッチしたもので、頼もしいブランクになってます。

グリップは邪魔にならない程度に短く、かつバランスが取れる妥協点を
試行錯誤し、コルク部で220mmと短めに設定。
もうちょっと長くても良かったなと思ってます。
パーミングキャスト&ピッチングなので、
通常よりも短くしてしまいがちなのです…。



IMG_4050.JPG



こちらもアルミパイプが入ってて、
エンドにはバランサーもついています。
バランスはこんな感じ。




IMG_4057.JPG




スコ1001mg(175g)を付けると、
フォアのアルミパーツの先端くらいまで
ゼロ地点が下りてきます。
グリップを短めにするとこれがギリギリかな…
という感じでセッティングされたわけです。
ガイドはチタンフレームのSiCNewコンセプト仕様なので、
Kガイドに変えたらちょっと良くなるはずです。



IMG_4052.JPG



よく重い竿には軽いリールは合わないと言われますが、
このバランスが取れる位置が手元に下りて来ないという
そういう理由があるのです。
(感じ方は人それぞれですが)


では軽い竿に重いリールを付けたらどうかというと、
それは用途によるでしょうし、
軽く握ってかすかなアタリを取りたいなら
タックルは軽い方がいい思いますが、
手元にしっかりと重心を置いて、キャストしたい場合は
リールは重くても良いと思います。

手持ちのタックルで、素直に気持ちいいな~と思えるものが
多分あると思うので、どういうバランスになっているか、
一度確認してみるのも有益かも。


ガイドの重量についてですが、
チタンフレームよりもステンレスフレームが重くなり、
小口径よりも大口径が重くなります。
リング素材はSiCよりもアルコナイトが重くなります。
最近は1本のロッドの中でフレーム素材を2種使っていたりするのもあって、
ティップ側だけチタンにして軽くしてコストアップを最小限に抑えるとか、
色々と試行錯誤が行われています。

前にも書きましたがガイドが重ければ慣性が働き、
振った時に竿が曲がりやすくなります。
が、ロッドは使用時にはルアーが付きますので、
ガイドの重量を意識なくてもルアーの重さで曲がるので
ブランクのパワーに対してルアーが軽い場合のみ
その慣性の働きが生きてきます。
ロッド全体が必要以上にもっさりとしなければ、
用途によってはアリなセッティングだと思います。


ガイドセッティングは奥が深くて、
仕様をいじることで微調整が可能になります。
小口径のKガイドだと数が多くなる分、
曲がりを妨げる箇所も増えるということで、
理論的にはNewコンセプトセッティングよりも
曲がらない竿になると言えます。
が、どれだけ違うのかは微妙で、
むしろロッドが軽快になる方に意識が行ってしまうので、
私的にはそこは無視しています。

極端な例でガイドが6個とかなり少ないロッドに対して、
それを12個と倍にすると、
明らかな曲がり方の変化があるはずです。
似た話しとしてはオールダブルフットガイドの竿を
シングルフットベースにすると、ロッドのパワーが
かなり違ってきて、テーパーにも影響があると思います。
ティップセクションがより曲がり易くなるはずなので。



話しがいつのまにかガイドの話しになってしまいましたが、
このカブトムシ竿はバッタ竿に比べて、
バランスの面で満足度が低く、点数的には60点といったところ。
そして、残るクワガタ竿は作られないまま今に至ります…。
確かクランキンロッドかハードベイトロッドにする予定だったと思われます。



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