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クランキングの大原則 [雑記]

「フラットサイドクランク」記事で
SuBさんからいただい質問コメントが面白くて、
それが実はすごく深くて重要なことだと思ったので、
記事にすることにしました。

ネタが無いってことも関係していると言えば関係しているのですが…。
SuBさん、良い質問ありがとうございました!



内容は中層クランキングのレンジの話(刻み方)と
使用するクランクのカラーの話です。


これはクランクベイトの本質の話で、
これをベースにしてクランキングしているかどうかで、
「クランクベイト道」のメインストリートを
歩けるかどうかが決まるとすら思っています。

最近は王道を外れたことが目新しくて注目されがちですが、
それはクランキングのベースがあってこそ生きるもので、
それだけに着目してしまうと、
迷えるクランカーになってしまう危険性があります。
大袈裟かな(笑)

実は10minさんのトークイベントでも
そんな話をしたのです(^^)
タックルの話も含めて。


まずは質問に答えると、レンジの刻み方ですが、
水深1mくらいなら水面直下、50cm前後、
ボトムスレスレという3段階となります。
深くなると中層クランキングはどんどん成立しなくなります。


なぜかというと、拠り所が無くなるからです。
アングラー的にもバス的にも。
そして難しい。バス密度も下がります。
1mくらいならどの層でもその拠り所があって、
実際釣れるということを皆さん知っていると思います。
特に濁り水だと普通に釣れます。
シャローはバス密度が高いというのもあります。


IMG_4367.JPG


中層クランキングも2種類あって、
速巻きでスイッチを入れるような使い方もあれば、
居着きバスを浮かせる釣りもあって、
前者は関東ではプレッシャーが高くて難しいです。
濁り水であれば速巻きで食わせることもそんなに難しくないですが、
クリアウォーターのバスは難しい。


IMG_9213-3fdf3.JPG
(関東のクリアなリザーバーは難しい…)


比較的プレッシャーの低いフィールドなら可能かと思いますが、
今はクリアウォーターならばスイムベイトの方が
有効という認識が一般的だと思います。
そんなに速巻きはしないと思いますが、
実際皆さんスイムベイトを使われているのではないでしょうか。
理由は存在がナチュラルなので、食わせられるから。
そしてその派生ルアーがアラバマリグ。
クリアウォーターでカバーに乏しい水域では
これらにクランクベイトは太刀打ちできません。


私が関東でやっているのは後者で、
基本的に沈みものに付いているバスを狙っています。
主に濁り水のファーストブレイクを含むシャローです。

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(新利根川)


比較的深い水深があって、
水もあまり濁っていないフィールドで、
私が中層クランキングをするとしたら、
ウィードが生えていてその上っ面を引きたい時、
ティンバー(見えるものと水面下にあるもの両方)が入ってて
その上や脇を引きたい時、
あとはオダがあったりしたらその上を通したい時などです。

なのでその時々によって泳がせるレンジは変わってきます。
手持ちの愛用クランクをロッドの位置を変えたり、
リーリングスピードを変えたりしながらレンジ調節します。

私的にはクリアウォーターだったら
ウッド系よりもウィード系の方がクランクベイトで
食わせ易いイメージがあります。
ウッド系ならせめて亀山湖くらいの濁りが欲しいです。

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(亀山湖の水は結構濁ってます)


そういったカバーが存在しない場合は
ボトムスレスレクランキングしかやりません。
たまにボトムに擦る程度が理想です。
いわゆる地形(ストラクチャー)を釣るクランキングや
貴重なハードボトム、ちょっとしたカバー(岩や枝クズなど)が
点在するボトムを釣る時などがそれです。

クランキング=カバー絡みという原則があって、
先述のティンバーやウィード、オダはもちろん、
ボトムもカバーと考えます。

あとはたまにやるのが、水面直下デッドスロー巻きです。
これは水面がカバーになります。
意外に何も無い沖でこれを食うバスが居ます。
なかなかやり切れないですけど(^^;)

ボトムと水面はご存知の通り、
バスがベイトを追い込む時に使う壁ですから、
クランキングでもそれを利用するわけです。
濁りもある意味カバー的要素があります。
クリアな水域に濁りが入るとクランクベイトは有効になります。


IMG_9218-46ee6.JPG
(赤潮で濁った津久井湖はクランクベイトが有効でした)


私はこのカバーありきの考え方がクランキングには必須だと思っています。
何もない中層にサスペンドしているバスはニュートラルな状態なので、
よほどフレッシュなバスでない限り、
クランクベイトを中層を泳がせてもほぼ釣れないと思います。
沖を回遊しているバスでもクランクではすぐに見切られるので難しい。

カバーの存在が不可欠なのがクランクベイトで、
何をカバーと考えるか…というのがとても大切だと思っています。
カバーはクランクベイトを曖昧にし、
バスに「こいつは食えそう」と思わせ、
捕食を容易にさせ、
クランクアクションを一瞬乱してバスにスイッチを入れさせ、
それらの複合でバスにクランクを食わせるのです。
「壁」の役割は捕食を容易にさせる部分。


それらのカバーを釣るためにクランクベイトには
機能性の塊であるリップが付いていて
適度な浮力を備えて、ウォブロールアクションをしているわけです。







次はカラー。

IMG_1587.JPG

カラーはベイトに合わせる、強弱で考える、
水色に合わせる、光量で変えるなど、
自分が正しいと思う、できればシンプルな考えでセレクトして、
自分の中で迷わないようにするのが一番です。
それが安定したリーリングに繋がるメリットも出てきます。

巻きが雑になったり、ラインメンディングが不自然になると
クランクベイトは釣れないので、
コンフィデンスカラーを使うことはものすごく重要だと思ってます。
お気に入りのクランクとコンフィデンスカラーは
精神安定剤みたいなものです。
釣りには精神論は絶対存在すると思ってます。

自分が釣れると思っているお気に入りのクランクベイトを使って、
何だか良くわからないけど、今この瞬間、凄く釣れる気がする時って、
実際釣れると思いませんか?
それは経験則で、五感で感じている今の状態が
釣れる状態だということを知っているからです。
うまく巻けている状態を体が覚えているというか。

クランクベイトがうまく泳げていて、
カバーの存在を適度に感じられている時の状態です。
多分他の釣りでもあると思います。
ライトリグ(特にダウンショットなど)は顕著だと思います。



「カバーを意識することと」
「巻きの所作を精進すること」

これがクランクベイトの基本であり最終奥義みたいなもので、
それが一見カバーが関係しなさそうな中層クランキングでも
カバーを意識することは実は凄く重要なのです。

あとは自分の武器となる愛用クランクベイト達をどれだけ理解するか、
狙った所にそのクランクを入れられるか、
狙ったレンジにそのクランク通してこれるか、
地味ですが、そんなことがすごく大切なんだと思います。
だからあまりにも多くの種類やカラーを使うことを私はおススメしません。

そして、その時々のフィールドの状況を把握して
そのクランクベイト達でハメて行けるレベルが
「クランカー」の目指す領域なのかなと。



最後は話が飛躍しましたが、
巻き物、特にクランクベイトは深くて面白いルアーなのです。
投げて巻くだけなんだけど、実は凄く深い。
種類やモデルが豊富だから広い用途に使えそうだけど、
でも実は不器用なルアー。
器用さでいうならスピナーベイトの方が器用だと思います。
クランクベイトは巻くだけだから簡単そうだけど、
巻きに始まり巻きに終わるくらい奥が深い。
クランクで良く釣る人は皆さん巻きがキレイだと思いますよ。


作っている者として思うのは
「クランクベイトはクランクベイトにしかならない」
結局基本が大事だということ。

その愛らしい姿が好きで
ついクランクばかり使ってしまう人も多いと思いますが、
カバーとの関係をあまり考えて来なかったのならば、
ぜひそこを意識していただきたいです。

巻きはその所作も大事ですが、
タックル選びも凄く重要で、
それをココで書くとめっちゃ続きが長くなってしまうので、
もうこの辺でやめます(^^;)




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SuB

記事での回答ありがとうございます!
確かに水深があり過ぎると曖昧で、やりきれないですね。日本の釣りなら良いシャッドがあるし、見切られ難いし、止められるしと書いていたら釣果だけ求めるならシャッドで良いじゃんって気がしちゃいますが、そこは自称なんちゃってクランカーなのでやはりクランクで釣りたい欲が勝り、色々考えながら迷走しています。
岸からのアプローチで意識するのは、闇雲に沖に投げるのでなく、岸際と平行引きしてボトムを感じるか、ブレイクやマンメイドを意識し、バスを騙せる環境に自ら近づくことですかね。
カラーはやはり、この色で釣りたい、この色が好きなどコンフィデンスを持てるカラーを使う事でメンタル面にも作用すると私も思います!ただ中層クランキングの際、食い上げさせる事前提で考えるとひとつだけ意識するならベリーのカラーを変えて明滅の差で変化をつけてみたりなど工夫はしていますf(^_^;
私もクランクベイト道のメインストリートを闊歩出来るよう精進します!
by SuB (2017-06-30 13:41) 

tisa

>SuBさん
アメリカのフィールドはまた違った感じになると思うので、
釣り込んでぜひお話しを聞かせていただきたいです!
シャッドとフラットサイドの違いはやはり回避能力の差と、
シャローに置いてはシャッドは潜り過ぎる傾向にあるので、
そこの使い分けだと思います。
カラーは夜ならばシルエットを考えても良いと思いますが、
日中はある程度バスもカラーを見ていると思うので、
私は馴染みながらもちょいアピールするようなカラーをベースにします(^^) カラーは人それぞれ本当にコンフィデンスカラーも違うし考え方も違うし、その違いが逆に面白いと思うので、SuBさん理論に基づいたカラーを探求していただきたいです。めっちゃ釣れるカラーが出来たらこっそり教えてください(^^)

ではでは、お互いクランク道、
寄り道しながら精進しましょうね〜(^^)/

by tisa (2017-06-30 15:51) 

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