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早春クランキング [雑記]

「早春クランキング」という言い方で正しいのかどうか
正直わかりません(^^;)
意味合いとしては、シーズンの最初に釣れるシャローフィッシュを
クランキングで釣るという釣り方。

越冬期とプリスポーン期の間のわずかな期間の釣りで、
なんと言うか自分の中で特別な釣りであり、
一番好きな釣りでもあります。

B.A.S.S.のエリート戦の第一戦で、大森選手が
クランキングで優勝しました!
私もめっちゃ興奮しながら観戦したうちのひとりです(^^)

IMG_6530.jpg
IMG_6540.png

で、ご存知の通りTOクロー祭りとなっていますが、
ルアーやタックルにフォーカスするのは
ステップの第一段階としては大いに結構で
どんどん興味を持っていただきたいです。
ガンガン買うのも良いことだと思います。
RTOは持ってて損はない素晴らしいクランクベイトですし。


IMG_6533.jpg

これは残念ながらRTOではくBDS。



そして第二段階としてはやっぱりこの釣り方の方に
興味を持って欲しいのです。
買うものを買ったら満足、終わり、ではもったいないです。


早春クランキングで釣れるバスは
アメリカであれ日本であれ、マッディーシャローであれ、
リザーバーであれ、共通項はいっぱいあって、
もっと定番化して良い釣りだと思ってます。


バスの種類としては、2通り考えられるのですが、
ディープに居た冬バスが水温の上昇を感じて、
シャローに上がってくる(第一陣)バスと
通年、シャロー寄りで生活している
低水温耐性のあるデカイバスの2種類です。

私は後者はかな〜り少数派で、
基本的には上がってくるバスがほとんどだと思ってます。
デカイ太った魚の場合はシャローでずっと活動してた魚のような気もしますが、
ディープで捕食してたから太っていると考えたり、
早くから本格的に捕食行動をシャローで始めていると考えたりしてます。

冬のシャローに餌があれば居る理由があるので、
そういうフィールドならそうだろうし、
ディープに魚が集まるならそっちが効率的だろうし、
その辺を考えるのも楽しいです。


まあ、あまり難しく考えなくても、
「一番早く動き出したバスをシャロークランクで釣る」
ということで良いかと思います。



成立しやすい条件は3つ。


●最深部が深すぎないこと。
●適度な濁りがあること。
●水温が10℃に達しようとしているタイミング〜バスが産卵モードになるまで


最後が長い(笑)
濁りが必要なのはクランクベイト前提だから。

関東のマッディーシャローなら2月の下旬くらいから水温が二桁になります。
リザーバーはクリアなところが多いのでアレですが、
やるなら上流の水深が深すぎないところとか、クリーク、ワンドでしょうか。
(水がキレイならラバジの釣りが好みです)

水深が深いフィールドはディープの水温上昇が遅いという理由で
マッディーシャローの春バスとは動きが全然変わってくると
以前田辺さんが何かで書かれてましたが、
それで何となく整理できたような気がします。

深いとディープに落ちたバスが春を感じるのが遅いということです。
だから逆に全体的に浅いフィールドはバスの動きを読みやすい。
人間のフィーリングと近いとも言えます。
上がってきそうと思った時に上がってきてくれるという感じです。
そしてバスがバラバラに動くことがなく、団体行動をしてくれるイメージ。

レイク・マーチンの試合で大森さんが釣ってたキースポットは
流れが少しある本筋にある小規模なくぼみで、
流れが反転しているようなところ。
流れの変化とちょっとした張り出しが絡む狭いスポットでした。
ボトムにスタンプもあったのはあの奇跡のハプニングで判明しました。
そこにどんどん魚が入ってくるような釣れ方をしてましたよね。

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フィールド規模が大きくて、その規模に対してキースポットが限られてたら
そんな釣れ方をすると思いますが、
自分の行動範囲内のフィールドではあそこまで連発してくれることはなく、
入り直して、入り直してを繰り返して、ポロポロ釣れる程度です。

でも、これが新年初バスとなることが多いのと、
コンディションの良いキレイなバスで、
好きなクランキングでバスの行動を読んだ釣りだから、
すごく特別感のあるバスになるのですよ。

だから1本でも満足度が高い。
まさに価値ある1本。
ニヤニヤしながら帰れます(^^)


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狙うべきところはすごく簡単です。

●ディープ(越冬地)が存在するエリア
●ブレイクが岸に寄っているところ
●逆にシャローが張り出しているところ

そこにカバーがあったらもう最高です。
適度に風が吹いてたり雨が降ってたりする方が釣れるのは
ハイシーズンと一緒。
ワンドの入り口とかが良いと良く言われているのは
この条件と合致するから。

ブレイクが岸に寄っているのも、
逆に張り出しているのも地形変化ですが、
やっぱりバスはそうしたところから上がって来やすいし、
その辺をウロウロしているのだと思います。

毎年決まったところで釣れるので、
一度実績ができたら多分来年も同じ場所で釣れると思います。
だから地形を把握しているフィールドでやっていただきたい釣りです。

使うクランクはシャロークランクで、
深い方のボトムはもうきっぱり捨てて、
シャロークランクのレンジだけで勝負した方が効率は良いと思います。
自分のコンフィデンスクランクを使って信じて巻くだけ。
私はいつもよりスローなリトリーブをしてます。
だから自分のリーリングスピードにあった浮力を持つ
クランクベイトを使うことも重要です。

私はスロー気味にリトリーブするので、
例えば高浮力なMBXの場合、レンジが浅くなり過ぎてしまうので、
浮力の低いフラットサイド系を多用します。

シャローのボトムを少しだけ感じながら当たり過ぎず、
離れ過ぎずというのが一番釣れる予感がするのは、
実際そんな時に釣れてるから。
バスがいるレンジが多分そんなレンジなんでしょうね。
上を見ている感じは希薄で、上ずって捕食するのも積極的ではないのでしょう。

以前タツローさんがRedcubで早春フィッシュを釣ってくれましたが、
あれを自分で再現するのはちょっと難しいな〜と思ってます(^^;)

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そういう世界もあると思うのでやりたい方は狙いすまして狙ってみてください。
釣れたら間違いなくデカイでしょうから。
キモはローライトな時間帯かな?


それはさておき、もうすぐ始まる早春クランキングシーズン。
お気に入りのクランキンタックルとシャロークランクだけを持って、
ぜひ楽しんでいただきたいです。


そうそう、スピナーベイトじゃダメなのか?
と思う方もいると思います。
スピナーベイトでも釣れると思いますが、
釣る場所が決まっている釣りなので、
連投してもスピナベよりはスレにくいクランクベイトが
よりマッチしていると思います。
逆に流して釣るならスピナベの方が良いかも。

じゃあ、ワームの釣りの方がいいじゃん!
となる方もいるでしょう。
正直ワームでも良いと思います。
シャッドでもいいと思います。
狙う場所がピンだったらワームやラバジ、
アクションを弱くしたいならシャッド、
カバー回避性能が欲しかったり濁り方がクランク向きだったら
クランクベイトという感じで適材適所でセレクトするのが一番良いかと。
でも私はやっぱりクランクで釣りたい!



関東のマッディーシャローで言うと、
2月下旬〜3月いっぱいがシーズンだと思います。
でも3月後半は産卵モードになってしまうバスも居るので、
そうなる前に早めに動いてバスの行動を把握するのがオススメです。


MBクランクじゃなくても釣れたら報告いただけると嬉しいです!


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ロッドの話-4(ワーミングロッド) [ロッド・リール]

近年は意識してワームを使って楽しく釣りをしています。
H-1参戦時はどうしてもハードベイト中心になりがちでしたが、
以前は普通に使ってましたから、別に嫌いでもないし、
普通にダウンショットの釣り好きです(^^)


バスロッドの中では特殊な部類と言えるクランキンロッドは
思うこともあって、長々書きましたが、
ワームロッドの基本形を一言で言ってしまうと、


「高弾性カーボンのファーストテーパーロッド」


だと思ってます。
いやいやそれは乱暴すぎるだろ!
と思う方もいるでしょう。
でも基本はコレなんだと思ってます。
ファースト~レギュラーテーパーといい直しても良いです。
この辺のイメージの違いは数値化できないので難しいところ。


これを基本として、リグや用途によって
少しずつ設計が変わっていくと整理すると
分かりやくなるのですよ。


なぜ高弾性カーボンなのかは言うまでもなく、
軽量で感度が高いことのメリットがあるから。
テーパーも関係してますが、撃つ釣りが多くなるワームの釣りは
ピッチングのしやすさも重要なので軽い方が良いです。
そしてワームの操作に関しても高弾性の方が意のままに操りやすい。

そして、カバーやボトムへタッチ感がダイレクトに伝わりやすいので、
状態把握が容易という利点もあります。
高弾性カーボンは張りが強いのでカバーからバスを引き離しやすし、
(折れるようなロッドは論外)
フッキングも一瞬で決まると。

ファーストテーパーなのは所謂掛ける釣りに良いのと、
特にライトなワーム、リグに対しては操作感が良く、
繊細に操作が可能という利点があります。
細いティップで繊細な操作をして、
ベリーからのパワーで掛けるイメージでしょうか。


私がよくやる釣りの中では、
ダウンショット、ネコリグ、テキサスリグは
この手のロッドでパワー・レングス違いを揃えて対応します。

ダウンショットはあんまりロングキャストする釣りではないので、
ロングロッドである必要性はあんまりないかなと。
ネコリグはライトな感じで使ったり、
テキサスリグのフィネス版として使ったりという感じなので、
用途でレングスとパワーが変わってくる感じ。
テキサスリグはピッチング用途なので今は610MHがメインです。


ダウンショットはちょいキャストも多用するけど、
ネコリグやテキサスリグはピッチング用途がほとんどです。
だから所謂ワーミングテーパーなロッドが使いやすい。
近距離戦がメインになります。



そこから少しテーパーが変わって、
スローな方向になってくると、どうなるかというと、
それはそれで用途があります。
私は現在フェンウィックユーザーなので、フェンの言い方で言うと
ミディアムスローというタイプです。


昔はファーストテーパー、レギュラーテーパー、スローテーパーと
分かりやすい表記でしたが、今は細分化されて、
さらにメーカーごとで基準や表記が違うので、言い方に迷います。

ファーストテーパーと言っても先だけが曲がるのではなく、
曲げ込んでいくと自然にベンドカーブが
大きくなっていくような設計が基本だと思うので、
あんまりテーパーを気にしない人もいるのでは?

短いロッドだとファーストなのかレギュラーなのか、
もうよく分からん!ということもしばしば。


私もあまり細分化しないで、
まずは大きくファースト方向かスロー方向かで大別して
用途別に使い分けてます。
ではそのスロー方向のロッドは何に使うかというと、
ざっと書き出すとこんな感じです。



●ラバージグ(スモラバではなく)
●キャロ
●高比重系ノーシンカー(大きめのやつ)


ミドストもこっち方向なロッドですが、
ちょっと特殊系な気がするのと、
前回書きましたが、私ミドストやらないので、
ちょっと除外します。


で、この3つの共通点ですが、
「ルアーが重い」ということがあげられます。

ラバージグはワームカテゴリーではないですが、
用途的にかぶってくるので入れてみました。
3/8~1/2くらいのガード付きカバー対応タイプを想定してます。
あんまりやりませんがフットボールも含みます。
まずラバジ+トレーラーワームで結構な重さになるので、
重いルアーは簡単にティップが入ると操作感が逆に悪くなります。

そして、カバーに対してテキサスリグよりも
引っかかり感があるので、ティップがすぐに入ってしまうと
カバーを超えられずにティップが曲がって、
その直後にピヨ~ンと飛んでカバーから離れてしまうという
ストレスのたまる展開になりがちです。

あと、スキッピングでカバーの奥に入れるのも、
スロー気味の方がやりやすいはずです。
さらに濃いカバーからバスを抜くことにも
無理が効くこのテーパーが活きます。
張りとパワーのあるスローテーパーなカーボンロッドは
パワープレイで有効です。


そして、サウスキャロライナリグ。フル表記新鮮(笑)
かな~り昔の話ですが、オールスターのCRCというロッドを
一時期多用してたんですが、これが当時のキャロ専用ロッドでした。
キャロライナリグキャストの頭文字でCRC。
スローテーパーな強いロングロッドでした。あ

キャロは広範囲をサーチするリグなので、
アプローチはロングキャストです。
そして割とリグ全体が重い。
今はあまりやらないかもしれませんが、
こういう釣りもスローテーパーが向いてます。
キャストが楽なのと、ボトムでシンカーに引っかかり感を感じて、
それを極力短い距離で外したい時はラバジの時と同様に
ティップの張りでストレスなく対処できます。

あと遠くで掛かった時もブランク全体のパワーを引き出しやすい
スローテーパーは非常に有効です。ロングレングスも活きます。
低弾性カーボンのクランキンロッドとは別次元の話です。
ロッドのパワーが段違いですから。


そして、高比重系ワームのノーシンカー。
これは小さめだったら、ぶっちゃけ何でも良い気がしますが(笑)
5インチとか重くなってくるとこっち系のロッドの方が楽です。
ファーストテーパーのロッドに比べて
パワーを一段階下げても対応できるイメージです。

あとノーシンカーもラバジ同様にスキッピングも併用しがちなので、
そこでもマッチします。


じゃあ、テキサスリグもスローテーパーで良いのでは?
という話になります。
私は普通に使えると思います。
今のロッドはスローテーパーでも軽いし、全然問題ないです。
(スローテーパーはティップが太くなるので先重りになりがち)

カバーから抜くのも楽だし、高弾性カーボンだから感度もあるし。
使いにくいと感じることはあんまりないと思います。

ただ、軽めのテキサスをワンハンドで
テンポよくピッチングしていきたいなら、
ファーストテーパーの方が軽快で快適です。




今となってはマストアイテムになりつつあるベイトフィネスロッド。
これはワームのライトリグが基本になるので
ほぼファーストテーパーになっていると思います。
スモラバなんかも今は本当に軽いのでこういうロッドで繊細にやるのかと。
私はあんまりやらないですが。




こうやって書いてみると、
やっぱり意外にスローテーパーなロッドは使えるな~と再確認。
それはやっぱり今は軽量に作れるというのが大きいです。
技術の進歩というやつです。

現に私が今持っているフェンのAces2本は
スローテーパーです。


IMG_6518.jpg


68CMと70CH。
これでテキサスができないかというと、普通に使えます。

70CHはめっちゃ軽いし、
スローテーパーなので例えばヘビーなスピナベ、
ビッグベイト、フロッグ用途でも使えます。
68CMはレギュラーサイズのスピナベ、バズベイトにも
良いです。

やたらとスピナベというワードが出てきますが、
スピナベもパーツが多いので重くなりがちなルアーであるのと、
カバーに対してはラバジ同様に回避がやりやすいというメリットが
出てきます。キャストするルアーですし、
スピナベロッドはスローテーパーが好みです。


で、こちらがゴールデンウィングの68CMLと
PMXの68CLP+(この間アップしたロッド)なんですが、
これらもスローテーパーなロッドです。


IMG_6523.jpg


割と好きなテーパーなので、結構持ってます(^^)
68CMLはナノレジンブランクなので、
さらに私好みで使いやすいです。
MLだと曲がってくれるので、ハードベイトもキャストしやすくて、
今時のちょい大きめミノーにも使えます。

ワーム系が幅広く使えて、ハードルアーもそこそこ行けるので、
オカッパリ向きな1本とも言えます。
軽量な高弾性カーボンをムッチリ高耐久筋肉繊維的イメージに仕上げるナノレジン。
さらにスローテーパーで汎用性が高いMLパワーということで、使い勝手が良いです。

これに対して低弾性(中弾性?)素材のPMX 68CLP+は
同様にテーパーがキャスト向きですが、
素材がハードベイト向きなので、ワームはちょっと…という感じ。
これがLではなくMLくらいになればハードベイト中心でワームも使えなくはない
オカッパリの1本になるかと。


私がオカッパリをやるなら絶対ロッドは1本にしたいので、
今はほとんどやらないですけど、こういうタイプのロッドでやりたいですね。



最後はオカッパリロッド話になりましたが、
ワームロッドはテーパーとティップをどう使うかで整理してます。

 ちょんちょん繊細ティップ
 スティック的操作が可能なティップ
 ダルンダルンのミドスト用ティップ

で大別する感じ。
ミドストやらないけど(^^;)


ちなみに5ft台のショートロッドの存在意義ですが、
真下のディープ、ショートディスタンスでの超繊細操作と
感度を高めるためのレングスなので、
私的には全く出番のないタイプのロッドになります。




計4回に分けてロッド話をアップしましたが、
文章長いぜ!
皆さんのロッド整理のヒントになれば幸いです。








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ロッドの話-3(低弾性カーボンロッド) [ロッド・リール]

ロッドの話、続きます。
今日は低弾性カーボンロッドです。

前回も書きましたが、この手のロッドは
「クランクベイト用」と「ハードベイト用」で微妙に味付けが違うので、
クランクベイト用を中心に書いてみたいと思います。

クランクベイト用の低弾性カーボンロッドは
ほぼアメリカ製です。
一番メジャーなのはやっぱりGルーミスのCBRでしょうか。
ノースフォークやキスラーと合わせて、
この手のロッド愛用者はこれらのどれかを愛用しているかと思います。

カーボンを使えば設計次第でグラスの良さを残したままで軽量に作れる、
という発想から作られたかどうかは定かではありませんが、
設計を見ていくとそうなんだろうなーと思ってしまいます。

低弾性とは言え、グラスより反発力が強いカーボン製なので、
まず全体的に細身に作ることが可能です。
細身にしていくと軽くなるのと、テーパーもローテーパーになって、
大きなベンドを描く、非常にキャストしやすいロッドになります。

軽くて良く曲がって、よく飛んで、ティップを回しやすく、
とにかくキャストが気持ち良いロッドです。
これを味わうと正直グラス系には戻れない!という人も居ることでしょう。
さらにオープンウォーターにおいてはロングキャストもしやすいので、
私が琵琶湖な人だったら間違いなくこっち系の強めのロッドがメインになると思います。

テーパーの特徴としては、
ローテーパーと先ほど書きましたが、
まずティップセクションが長いのと、バットが細いという2点に注目すると
この手のロッドの特徴が見えてきます。


これらによって先述した気持ち良いキャストができるわけですが、
長いティップセクションはグラスのソフトなティップを
カーボンで実現するためなんだと思ってます。
そして早い段階でベンドは手前に移行して、どんどん曲がって行きます。
バットも細いから当然です。
これによってグラスのバラシにくさ機能を得ているわけです。

これは私が勝手に思っていることなので、
実際、設計者はそう思ってないかもしれないので、
あしからず。


とにかく、こうやって機能性を整理していくと、
非常に理にかなった設計がされていて、
愛用者が多いのも納得できます。
軽くて、キャストが気持ちよくて、
グラスの長所も備えていて、もう最高じゃないか!
となります。


いいことばかりを書きました。
じゃあ、グラスより低弾性カーボンの方がいいじゃん!
と思われる方が居ると思いますが、
この手の低弾性カーボンロッドのウィークポイント…というか、
注意すべき点があるという持論を私は持っています。

持論ですからね、持論。
これをわかってて使うなら私はすごく良いロッドだと思ってますし、
グラス派の私も全モデル欲しいとすら思ってます。




それはずばり


「意外にバラし多くないですか?」


ということです。



いやそんなことは無い!という方ならば、
ロッドの特徴を理解して使っているか、
元々、相性が良いのでしょう。


ちなみに私はずっとグラス派ですが、
グラスを使っててバラしてめっちゃ悔しい!と
記憶に残ってるクランキンフィッシュは
パッと思いつくもので1回だけです。

ちっちゃいのがボート際でポロっと外れるくらいのものは
全然悔しくないので記憶に残らないのですが、
ちょっといい魚だと記憶に残ります。

初年度のH-1印旛沼戦で最後に掛けたキロアップをバラしてしまったのは
確かダイワのピュアグラスVIPを使ったクランキングでした。
あれは悔しかった…。


それを除くと貴重な魚をグラス+クランクベイトでバラした記憶はありません。
私がグラスロッドを使う最大の理由がコレ。
信頼性が高いので特に試合では絶対的にグラス系になります。


よく試合でもクランクでデカイのバラした!という人がいますが、
もしそういう人を発見したら、そっとタックルを覗いてみるのも面白いです。
私の回りで見聞きした範囲での話ですが、
やっぱり低弾性カーボン系の方がバラしている率が高いのです。


それはなぜなのか…。
自分の経験上、それははっきりしてて、
他の人も多分そうなんじゃないかと思ってます。


まず使っているロッドが柔らかめで、
ラインナップされているロッドの中で特に一番柔らかい番手は
この手のバラしが多くなる傾向があると思います。


メカニズムは非常にシンプルです。
長いティップセクションと細いバット、
カーボンと言っても低い弾性。
これらの特徴はグラスの良い面を実現すると同時に、
時にロッドのパワー不足が露呈してしまうのです。

これを理解していないと、まずフッキングが危うくなります。
これはデカイ魚になればなるほど致命的です。
そして、主導権を握れない事態に陥ります。
フッキングがうまく行ってない上に好き勝手暴れられてしまって、
ボート際でポロッと外れるというわけです。

もともとアメリカで生まれたクランクベイトロッドなので、
力が強く、フッキング動作も大きいアメリカのアングラーならば
問題にならないところなのかなと思います。
でもこれを日本人が普段の釣りの要領で使ってしまうと、
非常にバラしやすいロッドになってしまうと。


つまりは理解不足。


似たような話でちょっと荒っぽい話ですが、
この手のテーパーはミドストロッドとちょっと似ています。

長いティップセクションはダルンダルンとさせるミドストロッドのそれで、
全体に細身なのも似ています。
ダルめで曲がってくれるので軽量ルアーをキャストするのにいいのでは?
とタイニークランクを使ったりすると、非常にキャストしやすくて、
これいいじゃんと思っていると、ヒットしてもなぜかバレる…。

バレる理由は同じです。

じゃあ、ミドストロッドはバラしやすいロッドなのかというと
そうではなく、使用ルアーがそもそも違うから同じ結果にはならないのです。
ミドストロッドは当然クランクを使うようには作られておらず、
ソフトルアーで、細軸フック想定です。
クランクベイトのようにファイト時にルアーは暴れにくいし、
条件がかなり違ってきます。
(注:ソリッドティップのは使ったことないです。そもそもミドストしない…)


グラスロッドは遠くで掛けるとバラしやすいと前回書きましたが、
低弾性カーボンロッドも同様なことが起こり得ます。
ロングロッドにすること、フッキングモーションを大きくすること、
リーリングも併用することなどで、遠くの魚にしっかりとフッキングするのは、
琵琶湖アングラーならば皆さん自然とやっていると思います。


これが、柔らかめのこの手のクランキンテーパーを持つ
低弾性カーボンロッドをバンク流しで使った場合、
近距離戦でもフッキングできてない事態に陥ることがある、
というのは間違いなく、
曲がる分フッキングモーションは大きくしてあげないと
特にデカイ魚は「ポロッ」が発生してしまいます。


私が思う低弾性カーボンクランキンロッドの
唯一のウィークポイントはコレです。


そもそも私はグラスであれ低弾性カーボンであれ、
3本ラインナップされていたら
キャストよりも確実にキャッチすることを優先したいので、
パワーレベルの上の2本を軸に使います。
キャストは慣れでどうにでもなるし。


じゃあ、スピニング+シャッドはなぜ成立するのかというと、
ロッドにそこそこ張りがあったり、
スピニングのドラグ性能がベイトに比べて素晴らしく良いという理由があります。
そして、そういう釣りをしている方は
その辺も理解して慣れているというのも大きいかと。


ついでに言うと柔らかいULスピニングロッド+ワームでバレないのは
上記の理由に加えて刺さりやすいフックと暴れにくいルアー(ワーム)だから。
ダルンダルンのエリアトラウト用グラス+エリアスプーンでバレないのは、
ロッドパワーを最大限に使った鋭いフッキングと細軸シングルフック、
魚に隙を与えないドラグを効かせたゴリ巻きファイトだから。



脱線した(笑)



低弾性カーボンロッドに話を戻して、
その特徴を端的に表現すると、

 軽量でキャストが気持ち良くて、
 クランキングに十分使えるけど
 時にパワー不足による危うさが露呈する

です。
総合的に良いクランキンロッドだと思います。
グラスはどうしてもダメなんだという人は
もうコレしか選択肢がないと思います。


低弾性カーボンのクランキンロッドに対して、
低弾性カーボンのハードベイトロッドというのがあって、
代表格であるロードランナーのハードベイトSPなどは、
全然設計思想が違うタイプです。

曲がるけど、ちゃんとパワーがあります。
クランクというより、ワイヤーベイト含む
ハードベイト全般に対応しつつ、
しっかりと主導権を握れるパワーもあると。
バットもしっかりしてるし。


基本的にハードベイト向きロッドは
低弾性〜中弾性カーボンでパラボリック、
ミディアムスロー的テーパーなロッドです。
USクランキンテーパーなロッドとは明確違って、
キャストして巻く釣り全般に対応する便利なロッド。

オカッパリでロッド1本でハードルアーメインで行くなら
この手のロッドを私は選ぶと思います。



次回はワーミングロッド他について書きます。




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ロッドの話-2(グラスロッド) [ロッド・リール]

さて、クランキンロッド。
当ブログをご覧の方ならば、絶対持っているであろう専用ロッド。
皆さん、それぞれの特徴を理解して使われているかと思います。

クランキンロッド、主にシャローからミディアムダイバーを
使用する方が多いと思いますが、
ご存知の通り、大きく分けて2種に大別されます。

●グラス系
●低弾性カーボン系

です。
さらに細分化していくと、
グラス系はピュアグラスとグラスコンポジットに分かれ、
さらにその先でも微妙な差があります。
より軽量なUDグラス系の現代グラスモデル、
ザ・グラスと言える古いグラスモデル、
コンポジットでもグラス寄りなモデルとカーボン寄りなモデルに
分かれて行きます。

低弾性カーボン系はテーパーの違いや、
ベースとしているパワーの違いが各メーカーで差があると思ってます。
それはクランキン用なのかハードベイト用なのかというところで、
味付けが変わってきている結果かと。
言うまでもなくクランキン用の方がグラスの使用感に近いのですが、
私の中では近いけどグラスとは全然別物という扱いです。

まず自分がなぜそのタイプのクランキンロッドを使っているか…
というのを自問自答してみて、明確に答えられるか試してみると
愛用ロッドへの理解度が見えてきます。





アングラーのタイプを3つに分けると
●グラス派
●低弾性カーボン派
●用途に合わせて両方使う派
です。

ここでクランキンに専用ロッドを使わないという方が居たら
ちょっとアレなんですが、オカッパリで1本で全部こなすような
ロッドで釣りをする場合を除いては、考え直した方が良いです。
間違いなく。



グラスは私の中ではよりコンペティティブな方向性のロッドだと思ってます。
理由はよく言われていますが、バイトからキャッチまでを補助してくれるような
ブランク特性だからです。
クランクベイトがよく動いてくれるというのもありますが、
低弾性カーボンロッドでもそれなりに動いてくれますので、
明確な違いはやっぱり「バイトがあったら絶対獲りたい」という思いの強さ。




時系列で書いていきます。

まずキャスト。
ここではグラスは不利です。
弾性が低すぎて反発力が小さく、
クランクベイトが飛びにくいです。
そして、ブランクが重い。
UD薄巻き系の軽いグラスロッドでもやはりカーボンの軽さにはかないません。

コンパクトなキャストでもお腹に引っかかることがないように、
シャロークランキンロッドはグリップが短めです。
だから余計に重さを感じてしまうということで、
この重さがダメでグラスを使わないという人も一定数いるかと思います。


重さはさておき、とにかく弾性がとても低いグラスロッドを
クランキンロッドとして成立させるために、まずバットが太くなっています。
これにより低い反発力を補っています。
ブランクは太い程強いので、太くしてパワーを増す設計になってます。
太いバットが見た目的に好きではないという人がたまにいますが、
細いバットのグラスロッドはこの釣りにおいては論外です。
だから存在していません。

そして、テーパーデザインでいうとハイテーパーな設計が
グラスロッドの定番なのはキャスト時のパワー補完だけでなく、
後にも活きてくるのですが、それは後述します。

キャスト後のリーリング時に生きるのは、
クランクをストレスなく泳がせるためのソフトなティップセクション。
さらに対カバーに対してアタリをやわらかくすることができるので、
突っ込んで引っかかるストレスが少なくなります。
これは高浮力なクランクベイト(MBクランクで言うとMBX)を使うと
相乗効果で素晴らしい回避性能を体験できます。

次にバスのバイト。
先述した通り、ここからがグラスの真骨頂です。
バスのバキュームによって口に入るクランクベイトは、
ティップの入りやすいグラス特性によってより深く吸い込まれます。

グラスを使ったことがない人はアタリがわかりにくいのでは?
と想像するかもしれませんが、私はそんなことを思ったことは一度もなく、
通常はオートで掛かってくれます。
難しいのは風やエレキによって流されながら流される先にキャストしている時。
当然オートでもフッキングは必要なのですが、
その必要性が高まるのがこの流されながらのクランキングです。
リーリングスピードが常に速めの場合はあまり気にならないかもしれませんが、
スロー気味な人は情報量が少なくなるので練度が必要です。
でもグラスだからというような話ではないとも思います。

さて、バイトを感じてからのフッキング。
ここではグラスはネガティブな要素を持っています。
正確にはそうなるシチュエーションがあります。
それは遠くでバイトした場合。
遠くで掛かって、ジャンプされてバラすというのはグラスあるあるかと。
遠くで掛かってしまうと、フッキングが伝わりにくいので、
ジャンプされて首振り一発でクランクが飛んでしまうというわけです。

通常のバンク流しの距離くらいなら、
ハイテーパー設計で太くなっているベリーからバットにかけてのパワーで
十分フッキングが可能です。ここからはこの設計の必然性が再び出てきます。

太いバットはフッキング後のファイトでも活きます。
全体に低い弾性のブランクは身切れによるバラしを少なくしつつ、
のされにくいバットパワーにしていることで、
主導権をバスに渡すことなく、ファイトが可能です。


極力短くグラスロッドを言い表すと、

 キャストはしにくいけど、
 バイトからは良いことだらけ

になります。

だからキャストが気持ちよくできないのは我慢してでも、
食ってきた魚は絶対獲りたいんだ!という思いが強い人向けと言えます。
コンペティティブな思考です。

次回書きますが、低弾性カーボンはキャストフィールが素晴らしいから
これ最高と思いがちですが、バラさないということに関しては、
ほとんどのシチュエーションでグラス優位です。
ロッドは魚を獲れてなんぼということを忘れてはなりません。



そして、ピュアグラスよりもグラスコンポジットが多くなっている現状は
何を意味しているのか…という話なんですが、
簡単に言うとベリーからバットのさらなる強化で
時系列で説明したデメリットを少しでも良くする手段としてとても有効なのです。

グラスの存在意義となっている全体的にとっても低い弾性と
ソフトなティップはそのままにベリーとバットをさらに強化することで、
より飛距離を出しやすくして、フッキングパワーを上げて、
さらにファイトも優位にしていくという考えです。
ついでにボトム感知能力も少し上がります。

だからコンポジットされるカーボンはベリーとバットが中心となります。
ティップへのそれよりも多めということです。
グラスだけでそれをやろうとすると重くなってしまうので、
カーボンとのコンポジットになっているわけです。

部分的に強化しつつ自然なテーパーに仕上げるのは
設計者・デザイナーの腕の見せ所でしょうか。


ではピュアグラスよりグラスコンポジットが絶対的に良いかというと、
そこはロッド。人によってはピュアグラスが良いという場合も出てきます。
体力があって、パワーは自分のパワーで補完するから大丈夫という人も居るでしょう。
私はグラスコンポジットを中心に使ってて、やっぱりピュアグラスより楽だなと感じます。
でもたまにピュアグラスも使うし、それがダメだとも思わないので、
要はどれだけ自分の手持ちのロッドを理解しているかなんだと思います。

ただ、ほとんどの人はグラスコンポジットの方が使いやすいと感じると思います。




次回は低弾性カーボン編を書こうと思います。
最後はワーミングロッド他になるかな?



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ロッドの話-1 [ロッド・リール]

私はロッド好きなアングラーで、
昔から各用途別にラインナップされているバスロッドが
大好きなのです。少年期からの憧れが大きかったと思います。
そして、オカッパリに向いた幅広い用途に使えるロッドも
同様にひとつのコンセプトとして考察するのも大好きです。



P1004376.JPG



クランクベイトとロッドは似ているところがあって、
素材やパーツ、デザインなどを見て行くと、
それが作られた存在意義が見えてくると同時に
自分の中で定義された「枠」の中に入れて、
あれこれ比較しながら良し悪しを自分なりに判断していくのが
楽しいのです。
「評論家ごっこ」みたいなものかも(笑)

そしてクランクベイトもロッドも
明確なコンセプトが宿っているにも関わらず、
使う側は「なんとなく気に入っている」という
曖昧な理由で「愛用」しがちなアイテムでもあって、
趣味だからそれでもいいんですけど、
もっと理論的に整理していくと楽しい世界が広がると思ってます。


ロッドが大好きでクランクベイトが大好きな人間なので、
自然とクランキンロッドの考察が一番好きです。
ただ、ワーミングロッドが嫌いかというと全然そうではなく、
自分がよく使う用途においてはそれなりの持論を持って、
良し悪しを考察しながら楽しんでます。

対してリールはどうかというと、
奥が深いのはわかってますが、
ロッドより振り幅が小さいと感じます。
自分の中では極端な話、ベイトリールで言えば2~3種で使い分ければ
あとはラインセレクトだけで済むのでシンプルな話なのです。



で、今回なぜロッドの話を書こうと思ったかというと、
今JFLCC用のルアー製作を地道にやっているだけで、
釣りにも行けないのでネタ的にコレしかないだろ。と思ったから(笑)
あと、本格シーズンイン間近でNEWロッドを導入するタイミングでもあるので、
ある意味旬なネタかなと。
今一度、自分のロッド選びの基準を見直してみませんか?
私はこう思ってます。という話です。


ロッドはアングラーのクセや体力、フィールド、釣り方によって、
正解が無いものなので、あくまでも私が私の環境で釣りをしていく中で
整理された話であるということで、一応念をおしておきますね。
例えば琵琶湖で釣りをされている方は私とは環境が違うので、
判断基準がずれると思われます。


まずは次回クランキンロッドとテーパー・素材の整理から
書いて行こうと思います。
えー、今回はここまで(笑)




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